あべ シルバー Vol.2-3-阿部酒造

あべシルバーの火入れタイプは、「春・秋仕込み」を採用したお酒になります。
「春・秋仕込み」のお酒は、発酵初期からお米がしっかり溶けるため、比較的甘みがのりやすい味わいになります。
その特性を活かした春・秋仕込みレシピを採用することで、冬の寒い時期に仕込んだお酒とは異なる、甘酸のバランスが取れた味わいに仕上げています。

外気温が1〜2°Cまで下がる冬の柏崎では、三段仕込みの「留(とめ)」仕込みで6°Cを目標とした際も、蒸したお米を入れる前も5-6
度、投入する蒸したお米も6度まで下げることができます。
しかし、春や秋の仕込み時期にはこの温度管理が難しくなります。
20～25℃と外気温が高くなるこの季節はギリギリまでお米の温度を下げるが、限界があるため元のお酒の品温を下げます。
つまり蒸米の温度が大きく違います。