なぜ10月1日は「日本酒の日」?
本日10月1日は、日本酒造組合中央会が制定した「日本酒の日」です。
では、10月1日に制定された理由はなぜでしょうか?

色々と説があるそうですが、1つは、多くの蔵で酒造りが始まる時期という事です。
10月頃になると稲穂は黄金色に輝き、収穫時期へと迎えます。
その収穫したばかりのお米を使い、全国各地の酒蔵では日本酒造りが続々と始まります。
ちなみに、皆様は『2021BY』などの表記がされている日本酒を見たことがありますか?
これは2021年度に醸造されたお酒という事を伝えるため表記(酒造年度)なのですが、実は数え方の周期に特徴があります。
1月から12月までで1年とする暦通りの周期ではなく、7月始まりの翌年の6月までを1つの周期として定められています。
ですから『2021BY』の場合は2021年7月1日~2022年6月30日までをに醸造されたものを指します。
しかし、1964年まで10月から翌9月までを一つの周期と制定されていました。その名残もあって、10月1日を「日本酒の年明け」=「日本酒の日」と制定したといわれています。

そのほかの理由に、10月の干支にも関係があるそうです。
元来、1月~12月の各月には干支があてはめられています。
10月の干支といえば...?
「酉(とり)」です。
この文字をよ~く見ると、「酒」という文字に似ていませんか?
「酉」は、「酒壺」を表す象形文字で、お酒にまつわる文字「酔」や「酌」などにはこの「酉」が使われています。
したがって、酉が象徴する10月を日本酒の月とも言われるそうです。
さて、そんな「日本酒の日」を盛り上げるべく、酒の松澤のおすすめの日本酒をご紹介します。
酒の松澤のおすすめの日本酒

秋刀魚と呑む越路乃紅梅
1.8L 2,800円(税込 3,080円)
720mL 1,400円(税込 1,540円)
秋の味覚でもある秋刀魚を美味しく引き立てる日本酒です。脂がのってジューシーな秋刀魚と、この日本酒の後味を引き締める酸味は、まさに今宵の贅沢な晩餐を醸し出す逸品です。

真野鶴・本醸造ひやおろし
720mL 1,000円(税込 1,100円)
冬季に醸造されてから、ひと夏を超えたことで穏やかな香りと口当たりがやわらかに熟成した「ひやおろし」の真野鶴です。秋時期のひやおろしは、なんといっても食事にやさしく寄り添います。真野鶴特有の爽やかな旨みがひやおろしになったことで、円熟し風味豊かにより広がり、秋のお料理との相性抜群です。

じゃんげ 超辛口 純米生詰原酒
720mL 1,095円(税込 1,205円)
「超辛口」といえば、思い浮かぶのは、「じゃんげ」日本酒度+15と辛口テイストですが、その分はっきりとした米の甘みを感じていただけると思います。シャープに切れる辛さも日本酒通にはたまらない。玄人向けですが「日本酒の日」こそ選んでみてはいかがでしょうか。