お酒レポート

この風景を残したい・・・空に浮かんだ棚田のお米「天蓋米」

2020年10月14日、令和2年度産コシヒカリ「天蓋米」の新米が入荷しました。
「天蓋米」とは、新潟県村上市高根の天蓋地区にある棚田でとれたお米です。
新潟県のコシヒカリ三大産地「魚沼」「佐渡」「岩船」のうち岩船産に含まれるもので、この岩船産の中でも高根のお米は最高ランクの品質を誇ります。
先日、稲刈りの様子を見てきたのですが(詳しくは姉妹店「酒のかどや」ホームページへ)、天蓋米についてもっと知りたくなり、お米を運んできてくれた生産者の板垣さんに天蓋米の魅力について伺いました。

天蓋地区の棚田は、その場所に立つと空が広くてまるで田んぼがが空に浮かんでいるような場所でした。

遠くに雲海が見える棚田からの眺め

ーそもそもここでお米を作りたいと思ったのはどうしてですか?

もともと実家の田んぼだったんです。この場所が昔から大好きで。ここにくるとストレスもすっかり無くなります。高根地区でも最も魅力的な場所なんですよ。誰を連れてきても、絶対に納得していただける。でも、この風景は自分が受け継がなければなくなってしまうと思ったんです。

大変なこともありますけどね・・・(といって、先日見に行った場所の近くで捕獲された熊の画像を見せてくれました)・・・今、高齢化で森の手入れができていない。森の手入れができていないから、人のいる場所に熊や猪が出る。猪は 昔はいなかったのに、 気候が変わって北上してきた。

ー森を人の手で整備しないことで熊が人里におりてくる、というのは一見、不思議な関係性ですね。
 やはり自然との共生、バランスが必要なのかと。

ひと昔前とは気候が大きく変化しているので、今までのやり方ではうまく育たないことも。
昔ながらのやり方に固執せずに、新しい方法を仲間と試行錯誤しながらやっています。
稲刈りの後、ちょうど今の時期にたい肥を撒いておくんですよ。科学的なものではなくて、鶏糞です。これがちょうど次の年、稲の穂が出る頃に切れてくるので、そこで追肥する。それでも稲が倒れるほどには実らないので収穫量は少ないです。平場で10俵とれるところ、ここでは8俵とれれば良いほう。収穫も遅く、平場よりも2~3週間は遅くなります。しかし収穫量が少なくじっくりと育つことで、旨味が詰まったしっかりとしたお米になるんですよ。

刈り取りを待つ稲穂

ー棚田でお米を育てることで一番の苦労は何ですか?

水の確保、水路の手入れです。棚田では数キロ先の沢から水を引いているので、途中のどこかで落ち葉で水路が詰まれば、その都度掃除をしなければいけません。
それから雑草の手入れですね。棚田では除草剤は使えないんですよ。なぜかというと、除草剤を使ってしまうと、棚田を支えている草の根まで枯らしてしまうことになるから。草刈りをしなければ、そこについた虫が害になります。

農家民宿「ざいごもん」を営む、天蓋米生産者 板垣寿海さん

ー先日訪れた際に通ったあぜ道も、さらさらと気持ちよく流れていた水も、日々の積み重ねのもとに手に入れたものなのですね。
 棚田のお米の味わいはどうですか?

何より、冷めたときの美味しさが全く違います。炊き立てが美味しいのは当たり前。是非、おにぎりにして食べてみてください!

短い時間でしたが、お話を伺えて本当に良かったです!板垣さん、お忙しいところありがとうございました。
板垣さんが丹精込めて作ってくださった「天蓋米」、自信をもって皆様におススメしたいと思います。

「令和2年度産 天蓋米」のご注文については酒の松澤にお問い合わせください>>

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